実機より早くてテストがはかどると話題の Genymotion(旧称 AndroVM)を試してみたのでメモ。 環境は Mac OS X 10.8.4
Genymotion「私には誰も追いつけないよ!」
Genymotionのインストール
- Genymotionにサインアップして Mac OS X 64 bits版をダウンロード。執筆時点のバージョンはv1.2.1
- ダウンロードした.dmgファイルをマウントしてGenymotion.appを/Applicationディレクトリにコピー
- VirtualBoxがインストールされていないと動かないので、インストールしていない場合は Downloads – Oracle VM VirtualBox からダウンロード、インストール(執筆時点のバージョンは4.2.18)
- Android SDKも必要なので、 Developer Tools | Android Developers からダウンロード、インストール
Genymotion.appを起動
- はじめは仮想マシンが無い状態なので、"Add"で Genymotion Cloud から定義を選択して"Add"で取り込みます
- "Menu" -> "Settings"の順にクリック、Android SDKのパスを設定する
- "Your virtual devices"にエントリされたものを選択して"Play"をクリックすると、仮想マシンが起動します(この時点で速さを実感できるはず!)
ウィンドウの右側にあるアイコンで、端末の回転、電源ボタン、音量、バッテリー、GPSのエミュレートも可能。("Power off"はずっと待ってても仮想マシン終ってくれないようなので、cmd+Qで落としました)
adbコマンドも使用できます
$ adb devices
List of devices attached
192.168.56.101:5555 device
adb installで手元のapkをインストール、実行もできました。
IntelliJ IDEAプラグインのインストールと設定
プラグインはほぼダウンロードページに書かれている手順で、Android Studioでも使用できました。以下の手順でインストールできます
- Android Studioを起動
- メニュー -> [Preferences...]
- "IDE Settings"の下のほうにある"Plugins"行を選択
- [Browse repositories...]をクリック
- 検索フィールドで"genymotion"を検索し、ヒットした行をダブルクリックしてインストール(執筆時点で v1.0.1)
- Preferencesウィンドウを閉じようとするとAndroid Studioの再起動を促されるので、再起動
- 再びPreferences。"Genymotion"行が追加されているので選択し、インストール済みの Genymotion.app のパスを設定
続いて、起動していきます。
1.Android Studioのツールーバーに"Genymotion Device Manager"が追加されているのでクリック
2.Genymotion.appで定義済みの仮想マシンがリストされるので、ひとつ選択して[Start...]で仮想マシンが起動します
3.Android Studioの"Monitor"からも起動した仮想マシンが見えていますし、"Run"でもapkをインストール/実行するターゲットの選択肢にGenymotion仮想マシンが出てきます
NDKを使ったアプリの起動
Android NDKを使用し、ARM向けにビルドしたapkはそのままでは起動しませんでした。手元のプロジェクトでは、Application.mkのAPP_ABIに"x86"を追加してビルドしなおすことで、インストール、起動まで確認できました。
公式にARM互換的なことが書いてあったのですが、どうなんでしょう?
参考
- Genymotion速かった - Just posted a blog (実行速度のグラフがあります)