7/21に開催された『アナタもなろう! 今日から始めるVTuberワークショップ #01(PANORA×デジタルハリウッド大学大学院)』にて、Unity班のTAをしてきた所感など。
VTuber(Virtual YouTuber)については、つい昨日も『Vカツ』や『バーチャルキャスト』、『カスタムキャスト』といったサービスについての発表があったりと、はじめるためのハードルが日々取り払われているような状況ですが、このイベントは
- Blenderでの3Dモデル作成
- Unity + HTC VIVEでのモデルの動かしかた
- Perception Neuronによるモーションキャプチャ
という、3つの「つくる」側にフォーカスした*1ワークショップで構成されていました。
私がお手伝いしたのは、Unity上に3Dモデルを置き、HTC VIVEで頭部と両手をトラッキング+IKでモデルの姿勢制御をする、という、『バーチャルキャスト』の原型のようなものを作れる(少なくとも仕組みがわかる)ものでした。 演者として「なる」のが目的であれば素直にバーチャルキャストを使えばよくて、「似たようなものを作りたい」「仕組みを知りたい」という人向けのもの。
数名づつのグループに別れ、講師のようてんさん作の"YVTuber"をまず体験、続いて操作する3Dモデルを差し替える演習を行いました。
※演習を終えた状態が、ブランチvrm-alicia
にあります(たぶん)
ワークショップの課題(のレベル等)設定については下記ようてんさんのエントリにも書かれていますが、準備時間の不足、受講者ターゲット設定の曖昧さなどあり、期待していたものと違った、という方が多々いらしたのではないかと思います。
VTuberワークショップで アバターシステムUnity講座らしきものをしてきました #vtuberjustdoit - ReDo
進行も、基調講演後にPCとVIVEのセットアップとなり*2受講者の方々をお待たせしてしまった上、演習のほうも資料の不備と私の予習不足が重なってしまい初回に時間がかかって二回転しかできず、申し訳ない限りです。
ただ、初回が終わったあとは課題に限らない(雑談に近い)質疑応答を受講者の方々とする余裕がありました。3Dモデラーの方、実写系VRを制作している方など、普段自分の周りにいない職種の方々と、VTuberというものを接点にお話する機会を得られたのはよかったです。
補足
ワークショップでは無償で利用できるXR Mecanim IK Plusベースでしたが、有償のものもUnity Asset Storeにあります。またIKに限らずより便利に、よりリッチな表現をするためのアセットもあります。
気になるアセットを試してみたい(試してから購入したい)という方のために、『Unityアセットお試し会@Future Tech Hub with Unity』が度々開催されています。次回開催は未定ですが、下記ページに案内が出るはずです。
また、7月中に$30以上のアセットを購入すると、Bio IKがもらえるキャンペーンが開催されています。