本記事はソフトウェアテスト Advent Calendar 2023 2日目の記事です。
自動テストを書いていて、テストコードで検証目的を達成できず「目視で確認」とするのは負けた気持ちになりますし、テストを実行するオペレーターやコントリビューターのモチベーションも下がります。 特に、技術的には可能であってもROIが悪くて予算・納期的に不可能なときはなおさらです。
そんなとき、目視確認を指示するコメントに次の言葉を添えてみましょう。 たちまち罪悪感は消え*1、またこれを見たオペレーターも高いモチベーションで取り組んでくれることでしょう*2!
日本語の例
- 君の目で確かめてくれ!
- 目撃せよ!
実際のテストコードに適用するとこうなります*3。
[Test] public void TakeScreenshot_Gizmoあり_スクリーンショットにGizmoが写っていること() { _sut.TakeScreenshot(gizmo: true); Assert.That(new FileInfo(path), Has.Length.GreaterThan(FileSizeThreshold)); // Gizmoは写っているか? ぜひ君の目で確かめてくれ! }
英語の例
- See for yourself! (君自身で確かめてくれ!)
- See it with your own eyes! (君の目で確かめてくれ!)
- Be a witness! (目撃者になれ!)
- Don’t just read a test report. Witness the drama unfold before you! (テストレポートを読むだけではだめだ。目の前でドラマが展開するのを目撃するのだ!)
1960年代の番宣とかで言ってそう…ということでChatGPT(GPT-4 with DALL・E)に生成したもらった画像がこちら。
受け取り方には個人差がありますし、コンテキストにもよるでしょう*4。
実際のプロジェクトで使ってみたらどうなるか、それは君の目で確かめてくれ!
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新刊は『GitHub CopilotとのペアプロTDDでつくるローグライクRPG』。 人間がテストコードを書き、GitHub Copilotがプロダクトコード生成という分担でのペアプログラミング✕テスト駆動開発(TDD)でローグライクRPGをつくろう!という本です。
既刊の在庫も持っていきます。
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